『東日本大震災被災地での復興支援活動におけるコーディネーションのメカニズム可視化研究会提言書』の公開について

『東日本大震災被災地での復興支援活動におけるコーディネーションのメカニズム可視化研究会提言書』の公開について

東日本大震災被災地での復興支援活動におけるコーディネーションのメカニズム可視化研究会について

 昨年度、みちのく復興・地域デザインセンターでは、東日本大震災被災地での復興支援活動におけるコーディネーションのメカニズム可視化研究会(以下、研究会)を東日本大震災の復興過程において、コーディネーションのメカニズムの検討を進めてまいりました。
 研究会では、コーディネーター分科会、ネットワーク分科会、ハブ分科会の3分科会での検討、3分科会委員全員による全体会での検討を通じ、復興過程から見えたコーディネーションのメカニズムについてとりまとめました。

提言書・報告書のファイルはページ下部よりダウンロードいただけます。

研究会におけるコーディネーションのメカニズムについて

 東日本大震災では、震災発災を契機として、外部からの支援者も多く被災地に入り、被災地域での連携した復興支援活動に取り組むため、さまざまなセクターが平常時のつながりを越え、ネットワーク体の形成など、地域内外で新たなつながりを形成しました。その中で、つながりを強化する役割としてコーディネーター的に活動をする人たちの存在が重要となりました。結果として、地域における社会ネットワークの拡大・強化につながったと考えられます。



 この東日本大震災からの復興過程におけるコーディネーターの活動による社会ネットワークの強化を、平常時の地域で、普段の活動のテーマやセクターを越えたつながりを形成しておくことで、災害対応も含めた多様な地域の課題に対して対応できる持続可能な地域を形成できるのではないかと考えます。そのためにはコーディネーターとして活動できる人たちが重要な役割を担うことになります。


 しかしながら、日々それぞれの活動を続ける中で、成果が形で見せづらいコーディネーターという活動に対し、安定した人的・財的な資源の投下が難しい現状があります。このコーディネーターとしての活動が地域に定着していくように、提言書では各主体で実践できる取り組みとしての提案を行っています。



 地域でそれぞれがつながり合うことで、さまざまな地域の課題に対し、地域が連携した取り組める状況を生み出し、それぞれの持ち味を活かした持続可能な地域となっていくことが期待できます。

報告書の公開について

 この度、研究会の『提言書』ならびに『提言書(概要版)』、コーディネーター、ネットワーク、ハブの各分科会の報告書を公開させていただきます。
 下記リンクよりPDFファイルをダウンロードいただけます。

【東日本大震災被災地での復興支援活動におけるコーディネーションのメカニズム可視化研究会】

提言書 (1,182KB)

提言書(概要版)(1,354KB)                   

コーディネーター分科会報告書(882KB)

ネットワーク分科会報告書(3,389KB) 

ハブ分科会報告書(1,721KB)  

 東日本大震災被災地のみならず、NPO等、地域での活動の場面におきまして、お役立ていただければ幸甚です。

 報告書内容の利用等のご相談につきましては、下記問い合わせ先よりお問い合わせください。

【本研究会に関するお問い合わせ】
 一般社団法人みちのく復興・地域デザインセンター (担当 栗原、葛巻)
 電話  022-797-6708   Fax 022-797-6788
 Email info@michinoku-design.org

 

※本事業は令和3年度復興庁被災者支援コーディネート事業の一環で実施しております。