12/10開催【令和6年度3県合同シンポジウム開催のお知らせ】コミュニティ組織の支援と課題 ~3.11の被災地の現状とこれからの未来を考える~

【令和6年度3県合同シンポジウム開催のお知らせ】
コミュニティ組織の支援と課題 ~3・11の被災地の現状からこれからの未来を考える~

東日本大震災の被災地における自治会などの地域コミュニティの現状や、必要な支援について話し合うシンポジウムを開催します。当日は、岩手県、宮城県、福島県の状況を踏まえ、被災地のコミュニティを運営する住民や、支援団体、自治体から登壇者を招き、情報提供や意見交換を行います。また、各県共通の支援のあり方や今後の課題についても議論します。シンポジウム終了後には登壇者と参加者の意見交換を目的とした交流会も実施します。皆様のご参加をお待ちしております。


【主な実施内容】

<分科会1:岩手県>《コミュニティ形成支援は必要か?》
東日本大震災津波の被災地では、災害公営住宅や高台移転、自宅再建などでコミュニティの再構築を余儀なくされました。
少子高齢化や核家族化の進行、人口減少、地域のつながりの希薄化が進む中で、誰もが安心・安全に暮らせる地域コミュニティを形成していくために、支援が必要なのかどうか、登壇者によるディスカッションを通して深掘りしていきます。

<分科会2:宮城県>《被災コミュニティにおける学生ボランティアの支援》
学生ボランティアが被災コミュニティの自治会の支援にかかわるなかで、学生・被災者双方にどのような変化が生まれたかをふりかえり、今後のコミュニティ支援のあり方に向けたヒントを得る議論を行います。

<分科会3:福島県>《広域避難における被災者支援の変化》
全町村避難により広域避難を余儀なくされた大熊町を中心に、避難先(県内外)や避難指示解除後の中長期的支援の観点から、「コミュニティ」に注視し、自治体や団体、組織等による支援体制や事業を通した様々な支援の在り方について、大熊町復興計画に沿って振り返り、支援の変化と今後の課題対応を考えます。

<全体会>《被災地の地域づくりのこれから》
被災地の地域づくりのこれからに向けて、分科会で話し合われたコミュニティ組織の「3県で共通した今後の課題」や「それを解決するための支援や取り組み」について考えます。

【実施概要】

日   時  :令和61210日(火)
     シンポジウム:13時から17時15分
        交流会(任意参加、先着申込):17時30分から18時30分

参加形態:会場・オンライン併用開催
     会場 /仙台市中小企業活性化センター 多目的ホール
      〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目3−1 5F
     オンライン /  Zoom
対   象  :
    〇被災地のコミュニティ組織を運営する住民や支援する団体の方
    〇今後も東日本で活動する方・今後大規模災害の発生が想定される地域の方
    〇支援団体・中間支援団体・企業・自治体・社会福祉協議会の職員、地域おこし協力隊、復興支援員、地域コミュニティの担い手

参加者定員:シンポジウム(会場70名程度、オンライン150名程度)
         交流会(会場30名程度、オンライン20名程度 先着申込)
参   加    費 :無料

【当日プログラム】

時間

内容

13:00~13:15(15)

開会
◆開会挨拶(5分)
◆復興庁から挨拶(5分)
◆趣旨説明と各分科会予告(5分)

13:15~14:10(55)

【分科会1】 担当:いわて連携復興センター

《タイトル》「コミュニティ形成支援は必要か?」
概要:東日本大震災津波の被災地では、災害公営住宅や高台移転、自宅再建などでコミュニティの再構築を余儀なくされました。
少子高齢化や核家族化の進行、人口減少、地域のつながりの希薄化が進む中で、誰もが安心・安全に暮らせる地域コミュニティを形成していくために、支援が必要なのかどうか、2名の登壇者によるディスカッションを通して深掘っていきます。

〈登壇者〉
船戸 義和  氏 / 特定非営利活動法人いわて連携復興センター  コミュニティアドバイザー/国立大学法人岩手大学 客員准教授
阿部 寛之  氏 / 社会福祉法人山田町社会福祉協議会  地域福祉課長

〈進行〉
酒井 菜穂子 / 特定非営利活動法人いわて連携復興センター  地域コーディネーター

〈タイムスケジュール〉
◆オープニング(2分)
◆登壇者から(20分)
◆クロストーク(26分)
◆質疑応答(5分)
◆クロージング(2分)

14:10~14:20(10)

休憩

14:20~15:15(55)

【分科会2】 担当:みやぎ連携復興センター

《タイトル》「被災コミュニティにおける学生ボランティアの支援」
概要:学生ボランティアが被災コミュニティの自治会の支援にかかわるなかで、学生・被災者双方にどのような変化が生まれたかをふりかえり、今後のコミュニティ支援のあり方に向けたヒントを得る議論を行います。

〈登壇者〉
橋本 大樹  氏 / 一般社団法人東北まちラボ  代表理事
星 光一  氏 / 桜塚自治会 会長
千葉 壮馬  氏 / 尚絅学院大学
常楽 瑛歩  氏 / 神戸大学(オンライン登壇)

〈進行〉
布田 剛 / 特定非営利活動法人地星社  代表理事

〈タイムスケジュール〉
◆趣旨説明(2分)
◆事例の紹介+トークセッション(40分)
◆質疑(10分)
◆まとめ(3分)

15:15~15:25(10)

休憩

15:25~16:20(55)

【分科会3】 担当:ふくしま連携復興センター

《タイトル》「広域避難における被災者支援の変化」

概要: 全町村避難により広域避難を余儀なくされた大熊町を中心に、避難先(県内外)や避難指示解除後の中長期的支援の観点から、「コミュニティ」に注視し、自治体や団体、組織等による支援体制や事業を通した様々な支援の在り方について、大熊町復興計画に沿って振り返り、支援の変化と今後の課題対応を考えます。

〈登壇者〉
佐藤 亜紀  氏 / HITOkumalab  代表
鈴木 秀和  氏 / 大熊町役場  中通り連絡事務所  生活支援係長
松永 秀篤  氏 / 大熊町社会福祉協議会副会長 /大熊町行政相談員/富岡地区防犯指導隊大熊分隊長

〈進行〉 
鈴木 啓人 / 一般社団法人ふくしま連携復興センター  コーディネーター

〈タイムスケジュール〉
◆各自紹介(各15分、3名)
◆3人でこれまでの支援についてフリートーク(10分)

  16:20~16:25(5)

休憩

16:25~17:10(45)

【全体会】担当:みちのく復興・地域デザインセンター

《タイトル》「被災地の地域づくりのこれから」

概要:被災地の地域づくりのこれからに向けて、分科会で話し合われたコミュニティ組織の「3県で共通した今後の課題」や「それを解決するための支援や取り組み」について考えます。

〈登壇者〉
船戸 義和  氏 / 特定非営利活動法人いわて連携復興センター コミュニティアドバイザー/国立大学法人岩手大学 客員准教授
橋本 大樹  氏 / 一般社団法人東北まちラボ 代表理事
佐藤 亜紀  氏 / HITOkumalab  代表

〈モデレーター〉
天野 和彦   氏 /一般社団法人みちのく復興・地域デザインセンター  代表理事

〈タイムスケジュール〉
◆コミュニティ組織の今後の課題の共通点検討(25分)
コミュニティ組織の今後の課題の共通点を話し合い課題の理解を深める。
・他分科会の感想(9分)
・「今後の課題」の共通点まとめ(3分)
・「今後の課題」の共通点について感想(12分)
◆課題を解決するための3県での共通した取り組み(20分)
課題を解決するために岩手・宮城・福島で共通した取り組みを協議する。
・課題の共通点を解決するための3県で共通した活動や支援(9分)
・活動や支援に対して3県外の地域に協力してほしいこと(6分)
・課題を解決するための共通した取り組みのまとめ(3分)

17:10~17:15(5)

閉会

◆閉会挨拶(5分)

17:30~18:30(60)

 

【交流会】「シンポジウムで得た気づきを共有しよう」(任意参加、会場30名、オンライン20名、先着申込)
今回の全体会で話し合われたコミュニティ組織の「3県で共通した今後の課題」や「それを解決するための支援や取り組み」について感想共有と、参加者が被災地で今後取り組みたいことを意見交換します。
※フリートーク終了後は名刺交換など自由交流

【登壇者プロフィール】

〔分科会1〕担当:いわて連携復興センター

船戸 義和  氏 / 特定非営利活動法人いわて連携復興センター コミュニティアドバイザー/国立大学法人岩手大学 客員准教授

  • 震災直後からNPO団体・岩手大学などで被災各地のコミュニティ形成支援を継続。
    現在は災害公営住宅を中心に、自治会設立・運営を通して、人の復興や安心・安全な暮らしを住民主体でつくる取り組みに注力。話し合い文化の定着と住民総参加の仕掛けなどによる「地域力のボトムアップ」を自治会役員らと実践中。

阿部 寛之  氏 / 社会福祉法人山田町社会福祉協議会 地域福祉課長

  • 2000年4月に入職し介護保険事業、地域福祉事業等に従事。2011年3月の東日本大震災以降は災害ボランティアセンター担当を経て、生活支援相談員統括等の被災者生活支援事業に従事し現在に至る。

 

〔分科会2〕担当:みやぎ連携復興センター

橋本 大樹  氏 / 一般社団法人東北まちラボ 代表理事

  • まちづくり、地域づくりアドバイザーとして、兵庫県の集落支援やコミュニティづくりの支援を行ってきた。東日本大震災の復興まちづくり支援のため宮城県に移住し、山元町の新市街地の自治会設立から運営支援や浜通り被災行政区のコミュニティ支援や角田市のまちづくり計画書策定支援等を行っている。

星 光一  氏 / 桜塚自治会 会長

  • 東日本大震災で被災し、山元町に整備された3つの新市街地の一つである桜塚地区に移転、移転地のコミュニティづくりを協議する世話人会に世話役として参画し、平成28年度桜塚自治会設立。その後、令和3年度から自治会会長に就任。行政の連絡調整や自治会活動を行っている。

千葉 壮馬  氏 / 尚絅学院大学

  • 名取市閖上を主な活動拠点とし、防災・減殺に力を入れている課外活動団体「ボランティアチームTASKI」に所属し、町内会の企画や自身らが企画した活動を通して住民と関わり、コミュニティ支援を行っている。また、閖上の軌跡や現状を伝える伝承活動や、山元町での活動にも精力的に取り組んでいる。

常楽 瑛歩  氏 / 神戸大学

  • 阪神・淡路大震災をきっかけに生まれたボランティア団体である神戸大学学生震災救援隊へ2022年春1年生時に入団。現在は同団体の現地派遣セクションリーダーとして、主に東日本大震災の被災地、宮城県山元町の地域コミュニティ再生や被災者のソフト面の支援を目的に活動しながら、2024年からは能登半島地震被災地での災害ボランティアも行っている。

 

〔分科会3〕担当:ふくしま連携復興センター

佐藤 亜紀  氏 / HITOkumalab  代表

  • 2014年から2021年まで大熊町復興支援員コミュニティ支援担当として活動し、2019年4月の一部避難指示解除以降大熊町に居住。現在は大熊町にて地域のコーディネーター(つなぎ役・調整役)として、コミュニティ支援やイベント企画運営、伝統芸能保存継承、農業などに関わる。

鈴木 秀和  氏 / 大熊町役場 中通り連絡事務所 生活支援係長

  • 震災後、2012年10月より新設された生活支援課にて、避難者支援の業務に従事。県内外の避難先における町民コミュニティ形成のため、復興支援員事業の導入を推進。

松永 秀篤  氏 / 大熊町社会福祉協議会副会長 / 大熊町行政相談員/ 富岡地区防犯指導隊大熊分隊長

  • 震災前から震災後にかけて大熊町議会議員を4期務める。大熊町帰還後、避難指示が解除された大川原地区に自宅を再建。農業に携わりながら、大熊町社会福祉協議会副会長、行政相談員等を兼任。町内で開催するイベント企画運営にも携わり、町を盛り上げている。

〔全体会〕担当:みちのく復興・地域デザインセンター

(登壇者プロフィールは重複するため割愛)

船戸 義和  氏 / 特定非営利法人いわて連携復興センター コミュニティアドバイザー/国立大学法人岩手大学 客員准教授

橋本 大樹  氏 / 一般社団法人東北まちラボ 代表理事

佐藤 亜紀  氏 / HITOkumalab  代表

 

【主催】

特定非営利活動法人 いわて連携復興センター 
一般社団法人 みやぎ連携復興センター
一般社団法人 ふくしま連携復興センター
一般社団法人 みちのく復興・地域デザインセンター

【後援】岩手県・宮城県・福島県

【申し込み】
申込フォーム(https://forms.gle/Mvp2wdnn5AvT2qQx7)またはFAX申込よりお申し込みください。
(FAX申込の場合、チラシ添付の申込用紙に必要事項を記入いただきお送りください。)
申し込み締切りは令和6年12月6日(金)18時です。
※Facebookページで「参加予定」を表明いただいた方も、申込フォームまたはFAXでのお申込をもって申込完了となります、よろしくお願い申し上げます。
※QRコードからもお申込みいただけます。





【お問い合わせ】
一般社団法人みちのく復興・地域デザインセンター
電話番号:022-797-6708 
FAX  :022-797-6788
メールアドレス:info@michinoku-design.org
担当者:太田・加藤
※弊法人よりお送りしているご案内メールにつきまして、迷惑メールフォルダに振り分けられる可能性もございますので、大変お手数ではございますがご確認のほどお願い申し上げます。

▼本シンポジウムチラシはこちら

 R6_3県合同シンポジウム_チラシ

※本事業は令和6年度復興庁被災者支援コーディネート事業により実施しております。